経済学のすすめの学習をはじめます。まず前書きを読んでください
『経済学のすすめ』の学習 経済学のすすめ 伊東光晴 佐藤金三郎 著 筑摩書房
1968年5月30日初版第1刷発行
この著書は、発行されたのが1968年となりますので、すごく古く感じるでしょうが、内容的には、それを感じさないです。まずは前書きをご覧ください。
まえがき
「全てを理解することは、全てを許すことであ、」ーこれは試験だがその処女作『理論経済の本質と主内容』の助言の冒頭に掲げた言葉です。もちろん全てを理解することは難しいことです。しかし 、同じく経済学の名のもとに異なる学問が対立し、分裂し、専門を異にし、時に互いを無視している時、少なくとも学問に志す人は、その初めにおいて、それぞれの存在理由をそれぞれの立場に立って理解し、その上で自らの専門と立場を選ぶだけの心理への謙虚さが必要のように思います。
特に今日の経済学は、新しい分析手法を次々に登場させ、また経済それ自身も激変を続けています。、誰がドルの今日のような衰退を予見したでしょうか。中ソあるいは東欧内の対立を予想したでしょうか。ソビエトを始めと社会主義国での計量経済の導入を信じたでしょうか。 こうした経済学と経済そのものが大きく直接する時、経済学を学ぶということは、それだけの意味と難しさを持っています。
とするならば経済学を学ぶにあたって、その全体的な姿を今日的な意味から考えることは、何よりも必要なことです。したがって本書では、私なりに経済学のあり方を考え、それぞれの中に学ぶべきものを目指そうと努めました。そしてそれを貫くものは「現実こそ最大の師」という経済学の教えと、「経済学は光を求める学問であると同時に果実を求めるものである」という先人の言葉です。
本書は、 NHK で試みた10回の放送「政治経済学のすすめ」が元になっています。そこで意図した、初めて経済学を学ぶ人に経済学について語るーこうしたものとして、私たちはすでに、杉本栄一教授の名著『近代経済学の解明 」上、中(理論社)を持っています。私たちが経済学を学び始める時、私達を掴んで離さず、経済学への興味をかきたててくれたこの本を頭に浮かべながら、これとは別の視角から、現代における新しい経済学を求めてこの方法を試みましたが、本書はそのうち一部を拡大し、書き直すという結果になりました。
第4章「マルクス経済学に学ぶ」敬友佐藤健三郎君が長い友情のゆえに書き加えてくれたのです。もしもこうした本が、 全額を学ぼうとする人に経済学への興味と対決の意味とを少しでも引き起こすことができたならば、私たちの目的は達せられたことになります。
1968年4月30日 伊東光晴
著者の佐藤金三郎さんは、(wiki pedia) で探すことができました。伊藤さんの方もその中に名前がありましたので参考にさせていただきました。 次回は目次見て、どのような構成になっているか学ぶことにします。
佐藤金三郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
佐藤 金三郎(さとう きんさぶろう、1927年3月4日 - 1989年1月19日)は、日本のマルクス経済学者。元横浜国立大学教授。高島善哉ゼミ出身で[1]、専門は『資本論』形成史。
目次
略歴[編集]
人物[編集]
1969年12月から1970年3月にオランダ・アムステルダムの社会史国際研究所を訪問し、マルクス・エンゲルスの遺稿の調査を行った[2]。「マルクスの手稿の解読を行った最初の日本人」[3]だとされる。マルクスの草稿とエンゲルス編集の現行版『資本論』との異同を初めて明らかにし、当時の学界に衝撃を与えた[2]。佐藤が草稿を写し取ったノートは関係者の間で「アムステルダム・ノート」と呼ばれている[2]。
伊東光晴(近代経済学者)は、東京商科大学予科以来の友人で共に杉本栄一の門下生。『マルクス遺稿物語』は、佐藤が亡くなって未完になった連載を伊東が加筆して刊行された本である[4]。
ゼミ生に國廣喜和武(元ポッカサッポロフード&ビバレッジ社長)など[5]。
著書[編集]
単著
共著
編著
『資本論物語――マルクス経済学の原点をさぐる』杉原四郎共編 有斐閣ブックス、1975年、新版1979年
『マルクス経済学』青林書院新社、1980年
『資本論体系 第1巻 資本論体系の成立』服部文男共編 有斐閣、2000年
訳書
『独占』S・アーロノヴィッチ著、高木秀玄共訳 理論社、1957年
脚注[編集]
^ 「「戦争末期から戦後初期の東京商科大学」」第 9 回福田徳三研究会
^ 伊東光晴「まえがき」 佐藤金三郎著『マルクス遺稿物語』 岩波新書、1989年、ⅱ-ⅲ
参考文献[編集]
大島真理夫「アムステルダム・ノート」 (PDF) 『大阪市立大学史紀要』2, 85-89, 2009-10
佐藤金三郎『マルクス遺稿物語』 岩波新書、1989年
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